外壁塗装見積書で確認するべき注意点
- 使用される塗料・メーカーが書かれているか
- 外壁、屋根の塗装が三回塗りか
- 下地処理には何を行うのか
- ケレン作業が含まれているか
(下地処理に含まれている場合も) - 工程ごとに細かく書かれているか
- 不明瞭な料金はないか
- 足場などが無料になっていないか
- 木部、鉄部の塗料を確認
- 一式という言葉がたくさん使われていないか
- 塗らないところが何処なのかを確認する
- 保証の記載があるかどうか
- 値引きの金額が大きすぎないか
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外壁塗装(坪数ごと)の目安金額と目安面積
塗装面積で相場が決まる
全体の外壁面積から塗装しない部分(窓など)の面積を引いたのが塗装面積で、外壁塗装価格を左右します。 |
坪数(延坪) | 塗装面積 | 費用相場 |
20坪(66㎡) | 79㎡ | 約73〜112万円 |
---|---|---|
30坪(99㎡) | 119㎡ | 約109〜168万円 |
40坪(132㎡) | 158㎡ | 約145〜224万円 |
50坪(165㎡) | 198㎡ | 約182〜281万円 |
60坪(198㎡) | 238㎡ | 約218〜337万円 |
70坪(231㎡) | 277㎡ | 約254〜393万円 |
100坪(330㎡) | 396㎡ | 約363〜561万円 |
※1坪=3.3㎡で計算 ※係数を1.1〜1.7の範囲で計算
※小数点以下を四捨五入
-注意-
ここでの「坪数」は、1階+2階+3階……と建物の各階の床面積をすべて足した延坪を指しています。
(※よく混同されがちですが「建坪(建築面積、1階部分の床面積)」とは違うため、ご注意ください。)
例えば「1階20坪、2階10坪」の2階建て住宅なら30坪、「1階20坪、2階10坪、3階10坪」の3階建て住宅であれば、40坪の欄を参考にしてください。
外壁に加えて屋根も塗装する場合の費用相場
外壁塗装と屋根塗装をどちらもやる場合、費用の相場は、80万〜180万円前後。 例えば30坪の建物であれば、80〜125万円くらいを見込んでおきましょう。 屋根の大きさ・形状や坪数によっても変わりますが、おおむね外壁塗装費用に屋根塗装代の30〜40万円がプラスされると考えておきましょう。
ー注意ー外壁・屋根工事を同時に施行すると足場設置代が1度で済みお得なため、外壁と屋根をまとめて塗装する方も多いです。 外壁と屋根の工事を、まとめて行うか別々に実施するか迷われている場合は、予算やご希望に合ったプランを塗装業者に一度相談してみることをおすすめします。 |
外壁塗装費用の内訳
外壁塗装費用は、塗装工事代だけではなく足場設置代なども含まれます。
以下は、延床面積30坪の見積書の例です。
内訳 | 面積 | 単価 | 合計 |
足場代 | 130㎡ | 900円/㎡ | 117,000円 |
---|---|---|---|
高圧洗浄 | 119㎡ | 300円/㎡ | 35,700円 |
養生 | 119㎡ | 300円/㎡ | 35,700円 |
飛散防止 ネット |
119㎡ | 200円/㎡ | 23,800円 |
シーリング | 170m | 1,300円/m | 221,000円 |
塗装代 (下塗り) |
119㎡ | 800円/㎡ | 95,200円 |
塗装代 (中塗り) |
119㎡ | 2,000円/㎡ | 238,000円 |
塗装代 (上塗り) |
119㎡ | 2,000円/㎡ | 238,000円 |
廃棄物処理 など |
一式 | 38,000円 | 38,000円 |
合計 | 1,042,400円 |
外壁塗装見積書の表記の仕方は業者によりそれぞれ
どのように塗装工事の見積もりを出すかは、業者によってそれぞれ違います。 |
外壁塗装の見積書はどう見るか
避けたい見積書の例
以下のように「式」「一式」「その他」など、一括りにまとめられているケースはよく見られます。 具体的に何に費用がかかっているのかが分かりにくいです。
このようなパターンの見積書をもらった場合は、業者に具体的な内訳を確認し、詳細を説明してもらうとよいでしょう。
もし詳細が分からず不安な場合は、その業者に依頼することは避けたほうが無難です。
優良業者のわかりやすい見積書例
以下のようなわかりやすい見積書を提出してくれる塗装業者なら、信頼できる可能性も高いと言えます。
(例/足場・養生の範囲や単価、塗料の種類や塗装面積などを具体的に記載)
名称 | 内容 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
足場設置 | |||||
足場 | ビケ足場 | 250 | 架㎡ | 950円 | 237,500円 |
---|---|---|---|---|---|
養生 | メッシュ シートなど |
250 | 架㎡ | 450円 | 112,500円 |
外壁塗装 | |||||
高圧洗浄 | 水洗い | 140 | 架㎡ | 250円 | 35,000円 |
塗装 | シリコン 塗装 2回 (商品名/ メーカー名) |
120 | 架㎡ | 2,600円 | 312,000円 |
帯部塗装 | |||||
軒天 | 下地処理、 シリコン塗装 (商品名/ メーカー名) |
25 | ㎡ | 1,420円 | 35,500円 |
破風 | 下地処理、 シリコン塗装 (商品名/ メーカー名) |
40 | ㎡ | 770円 | 30,800円 |
小計 | 763,300円 | ||||
諸経費 | 114,700円 | ||||
合計 | 878,000円 |
※他社例
もし、良いと思う業者が2社あり、どちらに依頼するか悩む場合は、分かりやすい丁寧な見積書を作成してくれたほうを選択するのも一つの方法です。
見積書の記載内容に疑問点があれば、担当者にどんどん質問してみましょう。
その際にどんな対応をしてくれるのかも、信頼できる業者かを見極めるヒントになります。
外壁塗装費用相場は塗料種類でも変動
外壁・屋根塗装の費用が大きく変動する要因の一つが、塗料の選択です。
グレードの高い長持ちする塗料ほど、値段・相場も高くなっていきます。
塗料の耐久年数と価格相場
(アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素)
塗料の 種類 |
耐久年数 | 施工単価 |
アクリル 塗料 |
3~8年 | 1,000~1,800円/㎡ |
---|---|---|
ウレタン 塗料 |
5〜10年 | 1,500~2,500円/㎡ |
シリコン 塗料 |
7〜15年 | 1,800~3,500円/㎡ |
フッ素 塗料 |
12〜20年 | 3,000~5,000円/㎡ |
ー注意ー
上記は3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)を行う場合の目安単価です。
外壁塗装は基本3回塗りですが、悪徳業者は「1回塗りあたりの単価」で上記と同じような価格を提示してくることがあります。この場合はトータル費用が高くなりますので注意が必要です。必ず、見積書の「内訳と総額」どちらもよく記載内容をチェックするようにしてください。
シリコン・フッ素などのコスパ塗料の
グレードを下げれば安くなる?
塗料などの材料費は、外壁塗装の中で約20%を占めますので、グレードの低い安い塗料を選べば、塗装全体の値段も低く抑えられます。しかし、安い塗料は耐久年数も短くなります。また外壁塗装が必要になる時期がその分早くやってくるので、結果的にコストがよりかかる場合があります。 |
例
■アクリル系塗料(施工単価が最安)塗装面積119㎡(延床面積30坪を想定)の塗装代、1回あたりは119㎡×約1,500円=約178,500円。
ただし20年間で考えると、アクリル塗料による塗装は4回実施になるため、約178,500円×4回=計714,000円必要になります。
■シリコン系塗料(最もよく使用され、シェア約7割)
塗装面積119㎡(延床面積30坪を想定)の塗装代、1回あたりは119㎡×約2,500円=約297,500円。
20年間で2回の塗装で良いので、約297,500円×2回=計595,000円で済みます。
結果としてアクリル塗装よりもシリコン塗装のほうが安くなります。
■フッ素系塗料(施工単価が高い)
塗装面積119㎡(延床面積30坪を想定)の塗装代、1回あたりは、119㎡×約3,500円=約416,500円。
約12~20年再塗装なしでOKなので、長い目で見るとコストパフォーマンス性が高いと言えます。
塗装にかかる塗料代・工事費のみをここでは比較しましたが、実際には上記料金の他に、足場代・人件費・シーリング代などもその都度プラスされていきます。
目の前の工事費の安さに飛びつくのではなく、プロの塗装業者からのアドバイスを元に、その建物にこれから何年済むのかも考慮し、それに合わせた耐久性の塗料を選ぶことが大切です。
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外壁塗装見積書の見方を理解できるようになるメリット
外壁塗装の見積書は素人目に見ても明瞭にわかるように書いてくださる業者も居れば、自分たちにしか理解できないような書き方をして、お客様は金額だけ承知していれば良い、というようなスタンスの業者もいます。
見積書はその価格で納得したというお客様側の意思を証明する意味もありますが、業者がこういう材料で、どれくらいの価格で塗装をしていますという細かい内容を具体的に知ることが出来るだけでなく、後から「見積書には施工するときちんと書いてあるから施工してください」と後でもめないようにするお客様側の材料になりえます。
一度目の見積書で納得いかない場合は、何度でも書き直してもらう用にしましょう。毎回持ってきてもらったり、郵送してもらうのは悪いので、メールなどでPDFや画像で見積書を送ってもらうのが良いでしょう。
以下、具体的に見積書の見方がわかればどのようなメリットがあるのかを書いていきます。
必要、不要の作業がわかる
例えば、全てが「○○一式」とだけ書かれているような明細書は、わかる人からするとわかりづらい見積書ですが、見積書の見方がわからない場合は、それが普通だと思ってしまいます。
しかし見積書とは本来こういうものだというものがわかっていると、この書き方は不親切だ、とか、必要ない工事が請求されている、などがわかり、業者に説明を求めることが出来ます。逆に必要な工事があるのにもかかわらず、見積書に記載がない場合は、きちんとしてくれるのかを確認することが出来ます。ちなみに必要な工事が見積書に記載されていない場合は、口約束でやるやらないと決めるのではなく、しっかりと見積書を作り直してもらうと後でトラブルが起こるのを防ぐ事が出来ます。
相場を判断することが出来る
見積書の様々な項目がひとまとめにされていると相場を確認することが出来ないので、見積書をしっかりと細分化して細かく書いてもらうことが出来た場合の話ですが、各項目が単価がいくらで、価格がいくらなのか、というのを理解することが出来れば、実際にその塗装工事が相場いくらぐらいで出来る物なのかを確認することが出来ます。
例えば足場代が単価1,200円にしている業者があったときに、足場代の相場は600~850円/㎡なので、どういう事で単価1,200円なのか、ということで説明を求められます。例えば、隣家との距離が近かったり、大がかりな足場組みをしないとしっかりと塗れない家の構造だった場合は、単価が多少上下する場合があります。作業の相場を理解することが出来れば、よりよく業者の作業内容を知ることが出来ます(ただ、このように相場と離れた見積もりをもらった場合は、相見積もりで他の業者からも見積もりを取ることをオススメします)。
見積もりが工事に反映しているのか判別出来る
見積書は書くものの、それが工事に反映していない、という事ももちろんあり得ます。塗料を勝手にグレードダウンしているかもしれませんし、足場の価格をやたらと取るくせに、あまりしっかりとした足場ではなく、安全性や安定性がない足場になるなど、見積書と違う事は往々にしてあり得ます。その時に、見積書を理解することが出来ていたならば、見積書と違うということで減額か、もしくは見積書通りの施工をするように業者にお願いすることが出来ます。
業者としてはしっかり書かなければ、当日、いきなり塗料をかえても気づかれませんし、文句を言われたとしても、「見積書に記載されていない」と言う事でごまかすことが出来ます。そういったことを判断するためにもある程度見積書の見方を理解できるようにしておきましょう。
適正な外壁塗装の費用を知るためには
- 外壁塗装の費用相場はどれぐらい?
- 外壁塗装の費用相場は一般的な戸建て住宅(30~40坪)の場合、100〜200万円ほどです。
もちろん建物の広さや塗料種類や施工する業者によって、実際にかかる費用も変わってきます。
- 塗装費用を安く抑えるコツなどはありますか?
- 施工する時期(梅雨・冬)を選ぶ、助成金や補助金や火災保険などを活用する・大手ではなく地元密着業者に依頼する、などの方法があります。
- 相場よりも見積もりの金額が大分安いのですが大丈夫でしょうか?
- 見積もりが相場よりあまりにも安い場合は、結果的にトラブル(追加金額を請求される、手抜き工事をされる 等)が多々発生するケースがあります。 必ず複数の見積もりを検討し、適正価格と業者をしっかり見定めた上で塗装依頼するようにしましょう。
外壁塗装や屋根塗装は高額な費用がかかり、またご自宅の外観の印象を左右する大切な工事です。
値段も仕上がりも納得できる、理想の外装に生まれ変われるリフォーム実現のためにも即決はせずに、じっくり時間をかけて複数業者を比較し、依頼する塗装業者を決めることが大事です。