
こんにちは。株式会社あらたに佐藤です。
いつも弊社のブログをお読みいただきありがとうございます。
さて今回は、「外壁の外張り断熱工事(カバー工法)」について取り上げてみたいと思います。
というのは、ここ最近葛飾区や足立区において外壁のカバー工法を施工しているお家を多く見かけるようになったからです。
その名の通り、既存の外壁の上から金属製の外壁材(金属サイディング)を重ねる工事となります。
果たしてこの工事は良い工事なのかどうかを書きたいと思います。
結論…
メリットもある反面、様々なリスクがある!!
です。
以下にまとめてみます。
【一般的なメリット】
①外壁のデザインが豊富で築年数が進んだお家が若返る
②外壁そのものの耐候性があがる
③ほぼ塗り替え不要
よく謳われるメリットはこのくらいでしょうか。
【注意しなければならないリスク】
①既存の外壁に蓋をするので、地震発生後、既存の状態が確認できない
②雨漏りが発生した場合、侵入経路が特定できない(一度撤去が必要)
③経年で下地が劣化し、地震などによって固定部がズレるリスクがある
④費用がかなり高額になる
一般的に言われるリスクはこのくらいでしょうか。
やはり一長一短ですね。
問題は、施工されているお家の施主様は、いいことだけではなくしっかりリスクを把握されているのかどうかですね。
昔、小林亜星さんが「パッとサイデリア~♪」って歌っているCMがあったのを覚えているでしょうか?
あれも外張り断熱工事なんですが、画期的な工法と歓迎されながら、欠陥だらけとなり
世の中から姿を消しました。
なにを選ぶにしてもリスクはしっかり把握することが必要と思います。
㈱あらたに
佐藤 隆広